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COLUMN 丸共建設のスタッフブログ

2024/03/01

理想の家づくり その12 春ですね🌸(換気と気密と断熱と花粉 ①)

今回は・・・

・換気について(花粉が入ってくる!)

・効果的な空気の入れ替えは計画換気が重要です

・計画換気の種類

・正しく換気されている?いない?

・計画換気とは?

・居室全体を満遍なく換気されていない原因

・玄関ドアや窓が重くて開けられなることはありませんか?

・結局のところ・・

こんな内容になっています。

相変わらずとりとめもなく長ーい話になっておりますので、暇つぶしにでも読んでください🌼

換気について(花粉が入ってくる!)

これまでも何度かお伝えしたことのある換気についてなのですが、またまた登場です。

建築基準法で2003年7月から新築住宅では24時間換気の義務化が決まりました。

このシステムは、居住空間の空気を室外と室内で入れ替えて家の中の空気を新鮮でキレイな状態に循環させる設備のことです。

どんな内容か簡単に説明しますと、、、

シックハウスの原因となる化学物質の室内濃度を下げるため建築物に使用する建材や換気設備を規制する法律です。

(室内の空気環境を悪化させる原因:ダニアレルゲン、ハウスダスト、カビ、細菌、揮発性の化学物質など)

住宅の場合の24時間換気の対象は、居間・LDK・洋室・和室などの居室になります。

ところで現在の住宅業界では仕上げ材に、規制範囲内の建材であるマーク「F☆☆☆☆」がほぼ表示されています。

では規制範囲内の建材を使用しているにも関わらず何故この法律が続くのでしょうか?

それは、住宅の高気密化・高断熱化などが進んで化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているからです。

湿度が高いと細菌、カビ、ダニも繁殖しやすくなるからです。

その他に、一般的な石油ストーブやガスストーブからは一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの汚染物質が放出されます。

たばこの煙にも有害な化学物質が含まれています。

そのため、まだ24時間換気扇の設置が必要との事みたいです。

都心に立つマンションなど、立地環境によっては窓を開けることが難しいケースがありますが、24時間換気システムがあることで窓を開けなくても常時外気を室内に取り入れることができます。

また室内の空気を外に排出することで、室内の空気を綺麗な状態に保つことができます。

さて、いいこと尽くしの24時間換気✨

それはいいのですが、、、

本題です!

花粉の季節なんです💦

私は花粉症です💦💦

そして思うのです。

24時間換気しているなら、24時間花粉が部屋に入ってくる?

当然です・・・

皆さまは家の中に入った空気(花粉)が、どんな流れで家の中を通ってそとへでていくのかご存じですか?

私は気にしたことがありませんでした。

換気について思い当たることと言えば、キッチンの換気扇のスイッチを入れると隙間風を感じます。

各居室の臭いや湿気がリビングより抜けにくいと感じることがあります。

その程度です。

臭いが充満している時は窓を開けますが、雨降りの日や花粉の飛散時期は窓を開けることができません。

窓を全開にして気持ちいいようなお天気の日に、家に長時間いることも少ないです。

そこで効果的な空気の入れ替えや、家の中に花粉を入らないようにする方法などが気になったため、住宅の換気についてあれこれ調べてみることにしました。

毎度のことですが私の極めて個人的な見解を元に、今回もあれこれお伝えします。

(かなり長くなってしまうので数回に分けてお伝えします!)

効果的な空気の入れ替えは計画換気!

換気装置などを用いて、住宅内の空気の流れを、計画的にコントロールするシステムのことを計画換気システムといいます。

住宅内で一方通行の空気の流れる道筋をつくり、どの居住空間にも必要な量の新鮮な空気を取り入れます。

同時に水蒸気を発生する場所や空気を汚染させる源から汚れた空気を直接排出して、他の空間に拡散しないように計画します。

これを換気計画といい、換気計画を作成するには次のポイントがあります。

① 家全体の空気の流れを考え、換気の給気口と排気口の位置を決定する。

イニシャルコストとランニングコストのバランスを考え、少ない給気口と排気口で24時間換気が効率よく行える計画をします。

② 大きな空気の流れ(換気経路)を設定する。

吸気口から取り入れた新鮮な空気が、室内の汚れた空気と混ざり合いながら、徐々に汚染された空気が排気口へ導かれるように計画をします。

③ 局所換気を設置する。

トイレのように臭気を発生する場所、キッチン・浴室のように多量に水蒸気が発生する場所には、集中的に臭気や水蒸気を排出させるために、レンジフード等の局所換気設備を設置します。

局所換気設備を24時間換気システムの排気口として活用することもあります。

換気計画を立てることで家の中の空気を常にきれいで快適な状態に保ち、温度・湿度をほぼ均一に保つことができます。

通常、寝室などの居室から新鮮な外気を取り入れ、トイレ、浴室、キッチン、納戸などから排気するように設計します。

※換気計画に含まれない⁉
対象外空間・天井裏等とは・・・

換気計画では居室に該当しない空間の「対象外空間」や「天井裏等」はルール上、換気しなくてもいいとされる場所ですが、湿気やホコリが溜まるため換気せず放置するのは衛生的によくありません。

対象外空間

廊下や浴室、洗面所、トイレ

天井裏等

天井や収納スペース

例えば、玄関から入り土間収納、そのまま2階のウォークインクローゼットへ上着を脱ぎに行った場合、花粉やホコリ、湿気を含んだ衣服が換気していない対象外空間や天井裏等へそのまま持ち込まれることになります。

新築をご計画の方!

換気しないままでいるとカビやニオイの原因となりますので、是非換気計画に含めて検討することをお勧めします!

計画換気システムの種類

種 類

給 気

排 気

第1種換気システム

機械

機械

第2種換気システム

機械

自然

第3種換気システム

自然

機械

計画換気システムはシックハウス対策以外にも、二酸化炭素の排出や新鮮な空気の供給、結露対策などの効果が認められています。

ただし24時間強制的に空気を入れ換えるため、花粉や粉塵などを含んだ外気をそのまま室内に取り入れてしまうリスクもあります。

・・・予想した通りといいますか、当然花粉は室内に入ってきているわけですね!

自然換気の場合は、室内外の温度差や風の強さや向き等の影響を受けるので一定の換気量を確保するためには計画の際に配慮が必要です。

最近は第1種換気システムを採用する住宅も増えていますが、地域区分で「5地域・6地域(愛知県)」であれば、一番多く採用されているのは第3種換気システムだと思います。

例えば、30坪位の2階建て住宅では1階・2階のトイレと洗面脱衣室の3つのダクトレス換気扇と各居室の壁付けのダクトレス給気口が一般的です。

正しく換気されている?いない?

我が家は第3種換気システムです。

主に和室と寝室に臭いや湿気がこもるのが気になっています。

これは居室全体が満遍なく換気されていないからだと考えることができますよね。

居室全体を満遍なく換気されていない原因

第3種換気では、排気は換気ファンで行い、給気は給気口から自然に行います。

給気口から空気が入り換気扇から空気が出ていく流れがしっかり作れると、古い空気と新しい空気をきちんと入れ替えることができ、空気を綺麗に保つことができます。

※家の中のドアは換気の障害になりそうですが、ドアには空気の通り道として「アンダーカット」があります。

他にも天井までの高さのあるドアや、「欄間」というドアの上に換気できる装置が付いたものなどもあり、ドアがあっても日頃の暮らしの中の開閉で自然と換気はできるようになっています。

左の図のように居室にある自然給気口から給気して、アンダーカットしてあるドア下部を空気が通りトイレなどに設置した換気扇から排気するという換気計画どおりの換気ならば、空気をきれいに保つことができます。

第3種換気は給気を自然に任せているため、右の図のように換気扇の近くの窓が開いている場合などは、そこで『ショートサーキット』という現象が起こります。

この場合、換気扇と窓廻りの空気だけが換気されて壁や床付近の空気の多くが換気されずに滞留し、換気しているつもりでもできていない状況が起きています。

他にも家の気密性があまり高くない場合に換気扇を設置しているトイレや洗面脱衣室の隙間や、換気扇の周りにある隙間から空気を取り入れてしまうことが原因としてあげられます。

居室に設置している給気口から室外の空気が殆ど入らずに、トイレ・洗面脱衣室や居室の隙間から入って来た外気を換気扇が排気していることになります。

玄関ドアや窓が重くて開けられなることはありませんか?

我が家はキッチンの換気扇をつけると、玄関ドアや窓が重くて開けられなくなります。

室内の体感温度も少し下がるように感じます。

玄関ドアや窓が重くて開けられなくなるのはナゼでしょうか(?_?)

キッチンの換気扇は通常の24時間換気システムの排気量の数倍~10倍近くあるそうです。

レンジフードを運転した途端に急増する排気量に対して給気口から取り入れる空気量が不足して室内が負圧状態に陥ります。

そのため、「ドアや窓が重くて開かない」「排水口から悪臭を吸い上げてしまう」という現象が発生します。

解決策としていくつかあげますと、まずは給気口がしっかり開いているか確認して下さい。

次に、フィルターが目詰まりしている場合もありますので、フィルターが汚れていたらお掃除をして下さい。

あるいは給気口を取り換えるというのも方法としてあります。

変化する排気量に合わせて給気量を可変することができてマンションで採用されることが多い「差圧式給気口」というものがあります。常時開放タイプではないため、冷暖房時の省エネにも効果的です。

室内が寒くなってしまうのも排気量が多いためです。せっかく温まった空気が外に沢山排出されてしまうからなんですね。

因みに我が家の場合は、リビングの給気口がしっかり開いていませんでした。(ほぼ閉じていました。)

ところで、、、

キッチンの換気扇を使うのは、我が家では1日でせいぜい2時間くらいです。

気になっている和室と寝室の臭いや湿気は、やはり家全体に気密性がないためではないかなと感じました💦

結局のところ・・・

換気と花粉についてですが、、、

給気口は玄関や窓などの開口部を除いて花粉の侵入口となりますが、ここに花粉を除去できるフィルターをつけると花粉の侵入も防ぐことができますね。

窓は開けないようにしてもどうしても出入りしなくてはいけないのが玄関です!

玄関からピンポイントで汚い空気(花粉を大量に含んだ空気)を排出するには、局所換気を玄関に設置することも効果がありそうです♪

また、隙間が沢山あると計画外の空気が出たり入ったりして、換気計画通りに換気ができていない可能性が高くなります。

家中の換気を満遍なく・効率よく行うためには、住宅の隙間が少ない方がいいということ、つまり気密性能が重要ということもわかりました。

換気の計画が適切に計画されているかどうかも重要なポイントです。

換気システムがうまく働いている場合には、家の中の汚れた空気は効率的に排出されます。

花粉は24時間空気中に漂うわけではなく、ある程度の時間が経つと積もります。

給気口以外の玄関・窓周辺は花粉のホットスポット!といわれています。

水洗いしたり濡れ雑巾で拭いたり、再度飛散させないように掃除すると、お部屋に入り込む花粉を軽減できますよ👃

さて、長くなってきたので今回はここまでにします。

次回は換気性能に密接に関連する気密性能についてお伝えしようと思います!

それでは✋

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