2023/10/15
洗濯機用防水パン!
こんにちは。
いつも丸共建設のコラムを読んでいただきありがとうございます。
愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。
今回も長いので、興味があれば休み休み読んでください m(_ _)m
洗濯機用防水パンについて考えませんか?
突然ですが「洗濯機用防水パン」、いりますか?いりませんか?
新築の際『標準仕様で付いていた。』とか、『オプションだったから付けなかったよ。』とか。
最初から『洗濯パンは不要です』というお客様もいらっしゃいます。
洗濯機を置く位置を決めて、水栓の位置と高さについては必ず確認するかと思います。
洗濯機用防水パンについては必ず設置しなければならないものではありませんので、全く気にされない方もいれば設置するか否かを少し悩まれる方もいらっしゃいます。
そこで今回はあってもなくても特に問題ないかも知れない洗濯機用防水パンについて、設置は必要!と考える私が、そこそこ個人的な見解を元にあれこれお伝えしてみようかと思います。
洗濯機用防水パンがいらないと言われる理由
洗濯機用防水パンが必要ないと言われる理由の第1位は「掃除がしにくく、ホコリが溜まりやすい。」です。
昔からあるフラットなタイプは特に洗濯機の下に隙間が狭く掃除がしにくく、髪の毛&ほこり&湿気でドロドロになりがちです💦
また壁から微妙な位置に設置されていると、隙間の床や壁も掃除しにくいですよね。
しかもホースが丸見えになると見た目が悪いと感じます。
洗濯パンには640×640、740×640、800×640、などのサイズがありますが、その大きさによって洗濯機のサイズに制限が出るのもデメリットになる事があります。
洗濯パン本体+設置のコストもかかります。
洗濯機用防水パンが必要と考える理由
私が洗濯機用防水パンを必要だと思う一番の理由は、「万が一の漏水時に安心できる。」です✨
それは、こんな出来事があったからです。
1階に寝室と子供部屋、2階にLDKとお風呂・洗面・ランドリールームの間取りのお宅(姉の家です🌸)がありました。
ある日の夜「ドーン!!!」という音とともに地面が揺れ、家具が飛び上がったように感じたそうです。
地震でした。
その後は余震も落ち着いたようなので、避難することなくそのまま眠りにつきました。
ところがです!
朝、目が覚めると寝室のドアから水💧が浸入してきています。
「???💧💧💧」
廊下に出ると水浸し💧、2階から階段をつたって水が流れてきていました。
実は、地震の衝撃で洗濯機の排水ホースが床の排水用のL字パイプから外れていたのです。
朝洗濯物が干せるようにタイマー予約をセットしていたことはすっかり忘れてました。
ホースが外れているなんて夢にも思わず、
予約通り洗濯が実行されたので、「洗い」と「すすぎ」の排水が流れ出たというわけでした。
もし、外れたホースが洗濯機用防水パンの中に収まっていたら、この水漏れは防ぐことができたかもしれませんよね。
洗濯機用防水パンが必要だと思う理由は他にもあります。
洗濯機下は湿気(結露)によってカビが発生しやすい場所です。特にフローリング等の場合はカビに加えて髪の毛とほこりが溜まると床の劣化が進みやすい環境です。
排水口が詰まってあふれ出ることもあります。
掃除の面だけで言えば、振動や音を軽減してくれてカンタンに洗濯機をかさ上げできる「ふんばるマン」やキャスター付きの台などもありますが、防水パンは拭き掃除だけでなく水を流してきれいさっぱり掃除ができる所もいいなと思っています。
掃除しやすく見た目も良い洗濯パン
私の個人的な見解からは、万が一の水漏れ被害を最小限にできる洗濯機用防水パンは設置したほうが安心かな~と思います。
さらに掃除しやすく見た目も良い機能的な洗濯機用防水パンならいいですよね。
① 洗濯機下の隙間が大きく掃除しやすいパン
洗濯機防水パンが嫌われる一番の理由は「掃除がしにくく、ホコリが溜まりやすい。」でしたね。
昔からあるフラットなタイプは特に洗濯機との間の隙間が狭く大人の腕一本も入らない事が多いです。
そのため掃除がしにくいのです。
洗濯機の下の床や排水口を掃除するためには隙間が必要です。
特に排水口の汚れをほっておくと大変なことになります。
排水口が詰まって水があふれだしたり、悪臭がするようになったりします。
そこで、洗濯機をかさ上げして隙間が大きくすると掃除しやすくするなります。
排水口には約10㎝の大きさがあるパーツがあるので、排水口が洗濯機の真下に位置している場合には10㎝以上の隙間が必要になります。
② 最新のドラム式洗濯機も余裕で置ける幅広のサイズのパン
新しくパンの設置を考えている場合や交換を考えている場合は、サイズも重要です。
マンションの多くで採用されているのは640×640の正方形タイプです。
最新のドラム式洗濯機にとっては、ギリギリのスペースになります。
またどのタイプの洗濯機であれ、排水ホースの取り回しには余裕がありません。
このような状況が点検やおそうじを困難にして、水漏れ事故にもつながる要因となっています。
最近の洗濯機は大きいので、間口などに余裕がある場合のおすすめは740×640、800×640のタイプです。
奥行は一緒なのですが幅が800㎜あれば購入できる洗濯機の幅も増えます。
洗濯機まわりにゆとりの空間でき、排水口部分が見えやすくやるので掃除がしやすくなり、常に清潔を保つことができる他、洗濯機を動かしたい時や修理が必要な時にも便利です。
日頃、洗濯機用防水パンのことを考えるなんてことはないと思うのですが、今は様々なタイプのものがあります。
新築やリフォームの際は、洗濯機まわりの掃除のしやすさについても一度考えてみて下さい!
結 論
洗濯機用防水パンを設置するなら、
【かさ上げタイプで幅が広くて掃除しやすく、カバー付きで見た目スッキリな洗濯機用防水パン】で決まりです!!
それでは✋