家づくりの基礎知識 エアコン計画(その2)
投稿者:丸共建設
夏は湿度も高くなり、室内を快適に保つのも一苦労ですね。
日本には春夏秋冬と季節の移り変わりがあるため、冷房・暖房・除湿・加湿と、
快適な空気環境に整えるのはとても大変です。
そんな私たちの生活の中では、エアコンは欠かせないものとなっています。
しかし、年中使用するエアコンは、どうしても環境に大きな負荷をかけることとなります。
また光熱費もかかり家計への負担も大きいものです。
そこで今回は、できるだけ効率よく、しかも快適な空調ができるポイントをお伝えします。
まず、空調計画を考える際に「どのような計画が可能か?」を
把握しておきたいと思います。
効率よく快適な空調計画にするためのポイントとして
『空調機器(エアコン)の設置場所』があげられます。
室内機の設置場所によっては、効率が悪かったり不快に感じることがあったりします。
そのポイントについてお伝えします。
室内機の設置位置の注意点として、空気の吹き出しを考慮して、できるだけ効率が
良く快適な位置を見極めましょう。
エアコンは、室内機からでる冷風・温風により、室内の空気温度が調整されます。
できるだけエアコンの風が、部屋の隅々まで行き渡るようにすることが
効率アップとなります。
長方形の部屋の場合は、長辺ではなく短辺に室内機を取り付け、
長い方へ向けて空気が吹き出すようにしましょう。
正方形に近い場合は部屋の中心につけ、風を両側にスウィングさせるのも効果的です。
熱さ・寒さは窓から浸入します。
したがって、窓の近くの空気から冷やす・温めるようにすれば
効率よく空調ができます。
できるだけ窓にエアコンの風があたる位置を選んで設置しましょう。
ソファやベッドの頭上など、人に直接風が当たると、
一見効率が良いようにも感じますが、直接風があたるとやはり不快なものです。
また、体調悪化・健康障害の原因になりますので、特に寝室などは気をつけましょう。