2023/04/06
理想の家づくり その7( 家づくりの契約先)
こんにちは✨
愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。
今回は家づくりの運命を決める契約先の決め方についてのあれこれです。
ちょっと長いので、目次です。
▶昔から昔から”家は3回建てなければ成功しない”と言いますが…
>”3回建てなければ…”と言われ続けているのはなぜ?
>>例えば…
▶家づくりを失敗する原因は?
▶どうやって契約先を決めている?
>「営業担当者」は、重要です!
>大事なのは「営業担当者」だけではありません!
>あなたの家づくりのパートナーを選ぶために…
▶理想の家のイメージを明確にするって難しい?
昔から〝家は3回建てなければ成功しない!〟と言いますが…
何回も建てることができれば、お住まいになる年代に合わせた家づくりを楽しむことができるでしょうね✨
ただ、何回も家づくりができる方はなかなか少ない…
“3回建てなければ…”と言われ続けているのはなぜ?
例えば…
気になる住宅会社のモデルハウスに行き、たまたま担当した営業マンがとても親身に話を聞いてくれた(感じがした)とします。
すぐにプランが提案されます。
揃えられた資料は詳細にまとめられており、それを前に熱心な説明が続きます。
聞いているうちに、きっとこの家なら間違いない、きっとこの会社はちゃんとしてくれると思う・・・という希望的観測が膨らみます。
(はじめての家づくりではわからないことが沢山あります。営業担当者はよき相談相手と思い込みがちですが、営業担当者は“商談相手”ということを忘れがちになります。)
そして契約!
契約後は完成までのスケジュールに合わせてあっという間に時は過ぎていきます。
最初のプランも良かったけど、限られた時間の中で”もっとこうしたい”と思う事も出てきて変更をお願いしたりあきらめたり、追加費用も発生したりしてヘトヘトになります😢
そして、
完成してみると何だか”コレジャナイ”感…、
住んでみると使い勝手が悪くガッカリ…
”こんなはずじゃなかった……”
そんなケースが少なくないために、家は3回建てないと理想の家にならないという言葉が受け継がれてしまうのでしょうか…
では、
1回目2回目の家づくりでは、ほとんどの人が不満足の結果のままで終えてしまうのでしょうか?
そんなことありませんよね!
充実した理想の家づくりというイベントを終えて、苦労してつくり上げた我が家を愛でながら楽しく生活している人も多いのです!
家づくりを失敗する原因は?
失敗したと思ってしまう原因には…
「情報収集が足りなかった」
「住宅ローンが苦しい」
「流行りの家を建ててしまった」
「土地の調査をしていなかった」
「時間が足りなかった」
等々…数えだせばきりがありません。
ですがとどのつまり
失敗の一番の大きな原因は、 選んだプロが自分たちの家づくりに適正なパートナーではなかった、からではないでしょうか?
選んだプロが自分たちの家づくりに適正な相手なのかどうかを判断し損ねたからとも言えます。
だってプロは絶対家を3回以上建てているはずですから!
どうやって契約先を決めている?
住宅購入を検討されている方が、工務店やメーカーを決定するまでに実際に足を運んだ住宅会社の数は“平均2社に満たない”そうです。
一生のうち一番高い買い物と言われているのに…😢
そして、住宅雑誌会社のアンケートで契約する会社を決めた理由では、
上位に ” 窓口の住宅営業担当者がよかったから・・・ ” というものが入っています。
「営業担当者」は重要です!
ほとんどの営業担当者は、自分の会社の良いところを説明します。
ですがデメリットも含めた他の情報を正しく教えてくれない営業担当者も多くいます。
良い営業担当者とは…
あなたの検討したい内容に対して、メリット・デメリットだけでなく知らなかったことや新たな提案などができる担当者が良いでしょう。
ほとんどの営業担当者はあなたが知らない知識を持っています。
でもそれをあなたに伝える意欲がなかったり、会社の利益のならないから話さなかったりする場合もあります。
そんな担当者の都合に関係なく、正しい情報を公平に伝えてくれる担当者が「良い担当者」です。
※余談ですが
もし、住宅会社は気に入ってるけど担当者を変えてもらいたいと感じたら?
一生の付き合いになるかもしれないので、遠慮していたら一生後悔するかもしれません。
ここは早めに(契約前に)勇気を出して変えてもらいましょう。
大事なのは「営業担当者」だけではありません!
多くの場合設計するのは営業担当者ではありません。
営業担当者があなたの「希望」や「意図」を理解せずに設計者・現場監督・職人に伝えていたら、どんなに評判の良い住宅会社でもあなたが満足できる理想の家を建てることはできません。
あなたの理想の家の本質を理解してから様々な提案してくれる人もいれば、理解せずにそのまま採用して何も提案しない人もいるわけです。
このように営業担当者の役割はとても大切です。
ところが契約までが役割の窓口となる営業担当者の場合は、その人だけを判断材料にして決めていいのかよく考えてみて下さい。
設計の担当者や現場監督や大工など、あなたの家づくりに完成まで関わるすべての担当者が大切ですよね。
家づくりにかかわる全ての担当者が信頼できるパートナーなのかどうかが重要です。
では、自分たちの家づくりに適正なパートナーをどのように見つけたら良いのでしょう?
あなたの家づくりのパートナーを選ぶために…
① 理想の家のイメージを明確にする。
② 理想の家を建てることができる可能性のあるプロは誰なのか見極める。
③ そのパートナーたちの提案や価格をしっかりチェックする。
とりあえずこれら3つをやって下さい!
まずは、家族が楽しく暮らせる家はどんな家なのかをイメージして下さい。
どんな家に住みたいですか?
それからじっくり検討しましょう!
いきなり展示場へ行っても、基礎知識がない状態だと何を聞けば良いのかもわからないので、
まずは、ネットや書籍で家づくりの情報を集めてください。どんどん資料を取り寄せて下さい。
YouTubeも参考になります!
それから展示場や完成見学会、構造見学会などを見学してください。
数をこなすと最初は気が付かなかった事、思いつかなかった事、理想の家に必要なものが見えてきます。
最初は良いと思っていたものが突然色褪せて見えたりその逆もあったりもします。
建築工法や設備などもだんだん分かってきます。
どんなことを聞いた方が良いのか、どこを比較すれば良いのかがわかるようになってきています。
疑問点も色々と出てきます。そんな時は気になるプロにどんどん質問して下さい!
営業担当者や住宅会社の良し悪しもだんだん分かってきます。
慣れてきたら営業担当者が誠実な人柄かどうか、どこまで(プラン作りや設計、施工中から完成まで)責任をもって面倒を見てくれるのかを確認して下さい。
契約を焦らせたりする担当者は除外しましょう。
一番苦労する設計や仕様を決める時の担当者がどんな人なのかも重要です。
ここまでかなり時間がかかると思います。
後悔しないためには何となく…で決めてしまわないで、時間をかけて考えて下さいね。
パートナー候補を比較検討し、何となくの感覚だけで進めず明確な判断基準をもつことで、住宅会社との商談はあなたに対してレベルの高い緊張感のある商談に引き上がると思います。
理想の家のイメージを明確にするって難しい?
理想の家のイメージを明確にするために、私は住宅の【快適性】と【デザイン性】の2点を最重要に考えると良いと思いますが、いかがでしょうか?
この2点は住んでみないと“わからないこと”ではなく、設計の段階で“確実にわかること(確実に決めること)”です。
あなたの理想の家づくりで、絶対にゆずれない最重要なことになります。
【快適性】とは
ひとつめの「快適性」は、あなたの求める快適な住まいを考えましょう。
まずは快適性を家の性能から考えるのはいかがでしょうか。
家の基本的な性能には、耐震・耐風性、耐久性、耐火性、断熱・気密性、防音・遮音性、防犯性、通風性、採光性などがあります。長く快適に暮らす家に必要な性能です。
これらは全て大切です。
あなたにとって絶対に必要なものとどこまでの性能が必要かを明確にしていきましょう。
難しい事だと思われるかもしれませんが大丈夫です!
これらは住宅会社に問い合わせたり相談していくうちに具体的になってきます。
例えば…
・地震に強い家がいい。
・水害に備えた家がいい。
・木造が良い、または鉄骨系が良い。
・高気密高断熱により家中いつでもどこでも快適な室温が保たれ、エネルギー消費を極力抑えた家が良い。
・気候のよいときには窓を開けて自然を感じられる家が良い。
・常に四季や風を感じる通気性の良い呼吸する家が良い。
・無垢材や自然素材を使いながらも、エネルギー消費に配慮した家が良い。
等々、漠然とした希望でもプロを上手に使う事であなたの求める快適性は自然と具体的になっていきます。
一方で、快適性を考えることはプロとしての責務でもあります。
快適な生活を長く続けられるように、数十年先までのコストパフォーマンスを考えることがプロの重要な仕事の一つです。
例えば、
気密と断熱では高気密高断熱にすると温度調節のためのエネルギーを多く必要としないので、冷暖房にかけるランニングコストが減ります。
外壁ではメンテナンス費用と頻度は何十年先まで計算できます。メンテナンスの楽な耐久性のある外壁にするとメンテナンス頻度や費用が減ります。
はじめにお金はかかっても、後に回収できる範囲で最大限やれることをやります。
そうすると、無理なくコストパフォーマンスにすぐれた家づくりをすることができます。
効果がお金で帰ってくるからです。
こういったことが、あなたのお住まいになる場所や環境、土地の広さや形状に合わせて提案できるパートナー選びも重要です!
あなたの求める快適性が定まってくるとパートナー候補をかなり絞ることができます!
※ 余談ですが
多くの方は『住宅の性能はどこで建てても(だいたい)同じように担保されている…』と思われていらっしゃいますが、まったくそのようなことはありません。
住宅には性能を示す様々な基準があります。
あなたの求める「快適性」を明確にして伝えなければ、何の性能も担保されることはないと考えて下さい。
【デザイン性】とは
ふたつめの「デザイン性」は、あなたやあなたの家族が好むデザインを考えて下さい。
プロはあなたのイメージから住宅のデザインをつくりあげます。
しっかりと伝えることで完成したときの何だか“コレジャナイ”感を防ぐことができるでしょう。
また、プロからもお客様のイメージに沿った様々な提案がしやすくなります。
好みのデザインの家をつくることのできるパートナーと、より理想に近づいた家づくりをしましょう!
住宅の【快適性】と【デザイン性】があなたの理想の家と一致しているかどうかは、契約先を選ぶうえでとても重要な判断材料となると思います。
他にもたくさん出てくる家づくりでこだわりたい部分を明確にしてください。
とっても大変だと思います。
時間もかかります。
だから焦らずじっくりと検討して下さい。
ですから、1~2社でメーカー選びを終えてはできません。
理想の家を建てることができる可能性のあるプロは誰なのか何社も見比べてみましょう。
そして提案や価格をしっかりチェックしましょう。
じっくり見極めて、心から優秀だと思える契約先を選んでくださいね。
良いパートナーは、必ずあなたを理想の家づくりの成功へ導いてくれるでしょう✨
それでは、また次回!