2023/07/08
癒される空間
こんにちは。
いつも丸共建設のコラムを読んでいただきありがとうございます。
愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。
突然ですが、
理想の我が家は、癒しの空間✨であるべきですよね。
最近ずっと、家づくりと癒しの空間について考えていました。
そんな時、
TVやネットニュースから、キャンドル… キャンドル… キャンドル… という言葉が何度も頭に飛び込んできました。
……キャンドルが頭から離れなくなってしまいました。
キャンドル(ろうそく)を灯した記憶をさかのぼると、
誕生日ケーキ、お墓、仏壇、お墓 …… あれっ?
ゆったりと部屋でキャンドルを灯したのはいつだろう?
そうなると、癒しの空間・癒しの部屋づくりのアイテムとしてのキャンドルが気になってしまいます💦
そこで今回は、キャンドルの癒しの効果について考えてみることにしました。
キャンドルに癒しの効果はあるのか?
キャンドルを灯す良さとは、
炎の色
揺らめき
あかり
温もり
香り
時の流れを感じる 等々
沢山あると思います。
そこにキャンドルが灯るだけで、ホッとするし落ち着きます。
キャンドルの小さな炎から得られる癒しは、間違いなくあると思います。
炎といえば囲炉裏や暖炉、大自然の星空の下での焚火もステキですよね。
炎の揺らぐ様子やあかり、パチパチと木のはぜる音や温かさは最高に癒しを与えてくれます。
科学的に証明されているリラックス効果
キャンドルの癒しの効果については、さまざまな研究や実験がなされています。
詳しい話は省きますが、キャンドルのある空間では脳と身体の緊張が和らぎ、イライラ度が有意に下がるという実験結果が出ています。
ゆらゆらと揺れるキャンドルの炎の波形、ほの暗いあかり、オレンジ色のうつろい、炎のゆらめき。
人間はただぼんやりと火を見つめているだけで、その時間と空間が私たちの心をほぐし、穏やかな気持ちになっていくのです。
リラックス効果の正体は1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ
自然界に存在するものには、必ず「ゆらぎ」があります。一定に見えても厳密には一定でありません。
ゆらぎが大きいと意外性・突発性が高く、人は不安になります。
ゆらぎが小さすぎると安心ですが単調で変化がなく、人は飽きてしまいます。
「1/f ゆらぎ」は規則性と突発性、予測性と逸脱性の適度に組み合わせでできています。
人の心を落ち着かせ、癒し、リラックスした状態に導いてくれるとされています。
「1/f ゆらぎ」は自然の中にたくさん存在します。
木漏れ日、ホタルの光、炎の揺れ、小川のせせらぎ、波、小鳥のさえずり、焚き火の音、そよ風や木の年輪、木目の間隔など、ゆらぎのない自然物はありません。
もちろん、ゆらゆらと揺れるキャンドルの炎の波形には「1/f ゆらぎ」があります。
人の行う動作にも「1/f ゆらぎ」は存在します。
お母さんがお子さんに“よしよし”と頭や背中をゆっくりとなでることがありますよね。
人が誰かの肌を撫でる時も、「1/fゆらぎ」の周波数を持つ振動が発生することがわかっています。
1/f ゆらぎが心地よいのはなぜか
人間の心拍リズムにも「1/f ゆらぎ」があります。
正常に動いている心臓は規則正しく鼓動を打つのではなく、「1/f ゆらぎ」を持つリズムで人間の生命を営んでいるのです。
脳波のα波の周波数ゆらぎに代表される生体リズムや、人の神経細胞が発する生体信号の電気パルス間隔も「1/f ゆらぎ」だといわれています。
黄金比と同じように、人が心地よいと感じる原因には生体に埋め込まれた情報が関係しています。
人は五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)を通して「1/f ゆらぎ」を感じ、生体のリズムと共鳴し、快適感を感じるのです。
癒しやリラックスと「1/f ゆらぎ」
ゆらぎに触れ心地よい感触を脳が感じると、脳内では「オキシトシン」という物質が分泌されることがわかっています。
「オキシトシン」は愛情や信頼といった感情に深く関わっており、「オキシトシン」が分泌されることによって人の「快」の感情が最大に高まります。
ゆらぎに触れ「オキシトシン」が分泌されることで、心身ともにリラックスすることができ、ストレスが軽減され、最大の癒しを感じるのです。
落ち込んでいる人や悲しみにくれている人がいたら、一緒に焚火を眺めたり、キャンドルを灯したり、あなたの手でゆっくりと頭や背中を撫でてあげてはいかがでしょうか。
自分自身が落ち込んだり悲しんだりしている時もキャンドルを灯したり、自分で自分を抱きしめたり頭や体をゆっくりと撫でてあげてみてください。
「1/fゆらぎ」の持つ癒しのパワーは、あなたや相手の心を穏やかにしてくれることでしょう。
キャンドルを作ろう!
癒しのメカニズムは何とかわかりました。
ただ焚火や囲炉裏、火鉢?などは日常生活に取り入れるのは難しい😢
家の中でお手軽に癒されるにはキャンドルを使うのが良さそうです。
そこで私を癒す最高のキャンドルを作りたくなりました。
色々と考えた結果、ウッドウィック(木芯)の精油入りソイキャンドルを作ることにしました!
※完成したのはコチラです!
ウッドウィックは自然木でできたキャンドル用の芯です。
灯した際に木の温かさが感じられ、たき火や暖炉のようにほのかにパチパチと心地の良い音立てて燃焼します。
ウッドウィックを用いると灯し火や木の天然の香りだけでなく、自然が作り出す音に癒されます。
また、木綿性のキャンドル芯に比べて精油の拡散の効果が高いです。
ラベンダーをメインにしてローズやティートリーのエッセンシャルオイル(精油)も使用することにしました。
もちろんオーガニックのものです!
今回使う精油の効果は次のような感じです。
【真正ラベンダー】
心の面では鎮静、抗うつ、バランス。
体の面では鎮痛、鎮痙、抗菌、抗感染、抗炎症、細胞促進など。
【ローズ】
心の面では鎮静、オキシトシンの分泌を促す。
体の面では強壮、女性ホルモン調整、抗炎症、細胞促進女性特有の不調や美容。
【ティートリー】
心の面では強壮、リフレッシュ。
体の面では免疫調整、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、抗炎症など。
ロウには100%大豆が原料のソイワックスを用います。
何とも言えないミルクのような滑らかな色合いをしており、精油との相性も抜群です!
ソイワックスは融点が低くゆっくりと燃焼します。
時間をかけて燃焼するため効率よく精油の香りを部屋中に拡散できます。
燃焼することで空気中の不純物を減退させ、空気を綺麗にする効果もあります。
ソイワックス自体もほんの少しいい匂い(ミルク)みたいな匂いがするので、精油の香りがより滑らかになる気がします。
石油系のワックスに比べ有害物質が出にくく、燃焼する時の光は穏やかなので、とってもリラックスした気分になります。
灯し始めはこんな感じです。
灯し始めて2時間くらいの様子です。
ウッドウィックの燃えるパチパチと音が聞こえます。
炎の幅が広くて温かみを大きく感じます。
精油の香りもとても爽やかに広がります。
いつも思わず深呼吸してしまいます。
仕事から帰って日が暮れるまでの黄昏時、まずはキャンドルに火を灯してリラックスタイム。
それから夕飯の支度をするのが最近の日課となりました。
今回は、家づくりに全く関係のないお話でしたが、
皆様の毎日が癒されますように!
それではまた✋))