住宅ローンの繰上げ返済
投稿者:丸共建設
住宅ローンの繰上げ返済とは、毎月の返済とは別に、プラスアルファの金額を臨時に
返済することで、住宅ローンの総返済額を圧縮することを指します。
住宅ローンを利用している方の多くが、繰上げ返済を上手く活用し、
長期に渡る住宅ローンの負担をできる範囲で軽減したいと考えているのではないでしょうか。
住宅ローンの繰上げ返済には、総返済額を圧縮できるメリットがある一方で、
デメリットも存在します。
住宅ローンの繰上げ返済を効率よく利用し、そのメリットを最大限に享受するためには、
メリットだけではなく、デメリットについてもしっかり把握した上で
利用することが大切といえるのです。
そこで今回は、住宅ローンの繰上げ返済に焦点をあて、繰上げ返済を利用する際に知っておきたい
メリットとデメリットをお伝えします。
住宅ローンの繰上げ返済は2種類あり、大きく分けて、住宅ローンの返済期間中に
残高を全額返済する「全額繰上げ返済」と、毎月の決まった返済とは別に、
先々返済する元金の一部を前倒しで返済する「一部繰上げ返済」の2種類があります。
ちなみに、「繰上げ返済」とは、一般的に「一部繰上げ返済」を指すケースがほとんどです。
さらに一部繰上げ返済は、「期間短縮型」と「返済額軽減型」に
分けることができ、それぞれ以下の違いがあります。
期間短縮型は、毎月の返済額は変えずに、返済期間を短くする方法です。
総返済額をできるだけ減らしたい人や、早く住宅ローンを完済したい人におすすめです。
返済額軽減型は、返済期間を変えずに、毎月の返済額を減額する方法です。
毎月の返済額を減らしたい人におすすめです。
「期間短縮型」と「返済額軽減型」、どちらの方法でも、住宅ローンの総返済額を
圧縮することが可能です。
ただし、「期間短縮型」の方が、より多く住宅ローンの総返済額を減らすことができます。
一部繰上げ返済を利用する際は、「期間短縮型」「返済額軽減型」それぞれの特徴を確認した上で、
ご自身の家計に合った返済方法を選ぶと良いでしょう。