住宅ローン繰上げ返済と住宅ローン控除
投稿者:丸共建設
「繰上げ返済」をするのと「住宅ローン控除」を受けるのではどちらがお得か比較すると、
住宅ローン控除は、年末時点での住宅ローン残高の1%分の税金を減額する制度です。
つまり、住宅ローン金利が1%以上の住宅ローンを組んでいる場合、
住宅ローン控除の減額分よりも、繰上げ返済の利息軽減効果の方が高くなるため、
借入れ当初から繰上げ返済をした方がお得になります。
その一方で、1%よりも低い金利で住宅ローンを組んでいる場合は、
住宅ローン控除を利用した方が高い減額効果が期待できるため、
住宅ローン控除の効果が切れた段階で、まとめて繰上げ返済を行った方が、
お得度が高いといえるでしょう。
住宅ローンの借入れ額や金利等によって、繰上げ返済・住宅ローン控除のどちらを
優先した方がお得なのかが変わってきます。
住宅ローンの借入れ当初から、積極的に繰上げ返済を利用したいと考えている方は、
繰上げ返済を利用した場合と、住宅ローン控除を利用した場合とを比較し、
どちらを優先した方がお得なのかをシミュレーションした上で、
よりお得度の高い方を選択しましょう。
住宅ローンの繰上げ返済を利用するメリットとデメリットについて解説しました。
住宅ローンの繰上げ返済を効率よく行えば、総返済額の圧縮や、完済時期の短縮等、
様々なメリットを享受することができます。
その一方で、繰上げ返済にはいくつかデメリットもあるため、繰上げ返済を利用する際は、
メリットだけではなく、デメリットについてもしっかり把握した上で
活用することが大切です。
住宅ローンを組み、繰上げ返済を利用したいと考えている方は、
今回お伝えしたことをしっかりチェックし、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。