システムバスの機能(その2)
投稿者:丸共建設
浴室のプランニングでは、安全性への配慮も重要なポイントです。
事故を防ぐための工夫を施したシステムバスは多くみられますが、
浴槽では、底部分に凸凹を設けるなどした滑り止め加工が一般的といえるでしょう。
その他、浴槽への程よいまたぎ込み高さとしたもの、浴槽の縁を
腰掛けて入ることができる幅や広さとしたタイプ、
使いやすいグリップを設けたものなどもあるので、家族構成などにあわせて
検討するようにしましょう。
浴槽は、掃除やお手入れがしやすいことも重要なポイントです。
各メーカーの浴槽には、汚れにくい素材や表面加工によって
汚れを落としやすくするしたタイプ、継ぎ目のないデザインとしたもの、
汚れがたまりやすい排水口のフランジ(金具)を無くし
溝がない形状にした浴槽などがあります。
メーカーによっては、蓋を閉め、スイッチを押すだけで、
自動で浴槽を洗う機能を持つタイプも提案されています。
浴槽を選ぶ際には、入浴することだけでなく、お手入れに関しても
チェックしておくことが大切です。
最近のシステムバスの浴槽は、さまざまな特徴をもち、
心地よさや使い勝手を高める機能を搭載したタイプが多くみられます。
商品シリーズによって、標準仕様もしくはオプション仕様と、
設定も異なるので、予算や入浴スタイル、こだわりなどを考慮して選ぶことが大切でしょう。
また、プランニングの際には、必ずショールームで実物のチェックをしましょう。
システムバス空間だけでなく、浴槽にも入ってみるなどして、その大きさや形状、
素材感や使い勝手などを確認することが重要なポイントです。