住宅の消費税10%の負担軽減措置
投稿者:丸共建設
家の購入や新築のために、親や祖父母から資金贈与を受ける場合の
「贈与税の非課税枠」も変わります。
消費税8%の現在は、「最大1200万円」ですが、消費税10%となると、
「最大3000万円」まで贈与税がゼロになります。
(なお、非課税となるためには、贈与の翌年の3月15日までに住宅の引き渡しを受け、
遅滞なく居住しなくてはならないなど各種要件があります)
いつ買うのがオトクなのかは、それぞれのケースで異なります。
増税で増える負担と、負担を緩和する制度から受ける恩恵を天秤にかけ、
8%で買うのか10%で買うのかどちらが自分にとって有利なのかを検討してみましょう。
そのためにはシミュレーションをしてみることが有効です。
負担のほうが大きくなるようならば前倒しを検討するのも良いでしょう。
マイホームは大きな買い物でその後のキャッシュフローも変わるので、
場合によってはFPなどの専門家に相談しましょう。
増税で具体的にいくら負担額が増えるのか、シミュレーションをしてみると、
思ったより少ない金額だった、という方もいるかも知れません。
例えば、親や祖父母から援助をたくさん受ける人の場合、
消費税が10%になってから拡大する「贈与税の非課税枠」を利用するのも一つです。
「すまい給付金」の対象になりそうな方もウェブサイトにてシミュレーションが
できるのでいくらに給付できるか確認をしてみましょう。
いかがでしたでしょうか。
状況によっては、必ずしも8%で駆け込んだほうが良いという訳ではないという事が
わかると思います。
最後に、消費税増税の期限までは、まだ1年以上ありますが、住宅ローンの金利は、
これから上昇傾向にあります。
消費税の増税以上に住宅ローン金利が上がる方が、負担は増えるかもしれません。
消費増税の負担と負担を軽減させる政策を理解し、そして、これからの住宅ローンの
金利状況を把握し、自分はいつ家づくりをするのがよいのかを
FPや資金計画アドザバイザーなどの専門家の方に相談してみましょう。
いま、家づくりを考えている方には、早めの決断が功を奏すかもしれないですね。