表札の材質
投稿者:丸共建設
当初、表札の材質は木が主流でした。
一部富裕層の間では陶器製のものなども流行しましたが、
庶民には木製の表札が一般的でした。
その後、昭和の高度成長期になると、家の造りも以前と比較して
贅沢になり、表札にもお金をかけるようになりました。
御影石や大理石などの石製や陶板など、さまざまな材質の表札が登場し、
デザインも凝ったものが登場しはじめました。
洋風建築の家屋など、住宅の様式が多様化するにつれ、
表札のデザインもバラエティに富んできます。
ローマ字表記のものが登場するほか、紋様を取り入れたものなど、
個性あふれるものも今では珍しくないです。
また、古くから血族関係のある家がまとまって暮らしてきたような地域では、
同じ苗字の家が立ち並ぶこともあり、このような土地では家族の名前を
列記したものも多いです。
苗字だけでは訪ねたい人の家がわからないからです。
近年では、家族の名前を並べた表札にペットの名前も書き加えられるなど、
人々の意識の変化が表札にも表れています。
材質も、強度が担保されるようになったガラス製やタイル製、
アルミやステンレスなどの金属製など、続々と新しい材質が採用さ
れています。