2022/12/23
理想の家づくり その3(断熱材)
丸共建設株式会社・広報のスタッフです。
いつも丸共建設のブログを読んでいただきありがとうございます。
※こちらは6月投稿のブログから引越してまいりました。
理想の家づくり その3(断熱材)
前回は4月の「理想の家づくり その2」では、家づくりのスタートやコミュニケーションについてお伝えしました。
今回は断熱材について、少しお話しようかなと思います。
夏は涼しくて冬は暖かく~深呼吸できる家~
新緑の青が瞳に飛び込んできます🍃
暑いのか寒いのかわからない日もあり、何かと調子が狂いやすい季節でもありますね。
理想の家づくりでは、冬は暖かく乾燥しすぎず結露せず、夏は涼しくじめじめせず、家の中で温度差が少なく……そんな居心地の良い家にするにはどうすればいいのだろう、ということが気になります。
そこで理想の家づくりにむけて断熱材について考えてみました。
断熱材の種類は大きく分けて繊維系断熱材、発泡プラスチック系断熱材、天然素材系断熱材の3つに分類されます。
↓↓ 断熱材について↓↓
それぞれの断熱材についてメリット・デメリットを調べると沢山ありますが、内部結露や断熱性能は素材の問題だけで決まるのではなく、誤った施工方法も大きな原因であると感じました。
施工時に隙間ができたり、グラスウールのように吸湿性のない断熱材を用いた場合に吸湿シートでしっかりと覆われていなかったり、防湿層が必要な場所に適切な施工がなされていなかったりすると結露が生じやすくなります。
どの種類の断熱材を選んだとしても、適正な製品を壁の中にキッチリ入れ、正しい施工がなされれば、十分な断熱性能は確保できそうです。
ところで、どの断熱材を選ぶか悩むところですが、丸共建設では天然素材系断熱材である羊毛断熱材サーモウール®︎を使用しています。
これは皆様がご存じの湿度を調節する繊維、天然の羊毛(ウール)🐑でできています。
羊毛断熱材サーモウール®︎とは…
自然繊維である羊毛は、湿度を調節する「調湿性」に優れた繊維で昔から知られている、安心・安全な素材です。
登山では、保温性抜群で汗をかいてもベタベタが残らない(調湿性に優れている)、肌に快適なウールの靴下・肌着が一番だと思いますが、皆様のウールに対する印象はいかがでしょうか。
羊毛断熱材サーモウール®︎は結露を無くすことを目的に、羊毛の湿度を整える調湿の性能に重点をおいた断熱材です。
サーモウール®︎の特徴
- 空気をたくさん含み、人が最も快適と感じる湿度40~60%を保とうとする調湿性能
- 制振作用によって確実に振動を抑え、音漏れや外からの雨音や車の音などの騒音にも効果の高い吸音性能
- アレルギーやシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド等を除去
- タバコ・ペット・生活臭を消臭
- 化学系接着剤などの有害物質を不使用
- 隙間なく充填が可能なため、熱逃げを起こさない
- 表面が濡れないため断熱性能が落ちない
- 最大50年の結露補償 等です。
★参考👉丸共建設では4つの自然素材にこだわっております。 (marukyo-k.net)
サーモウール®︎の優良施工認定店、優良施工者とは?
ところで、このように優れた羊毛断熱材でも、誤った施工方法では効果を得ることができません。
弊社は優良施工認定店の認定を受けており、大工は全員、技術講習と現場での厳しいチェックを経て優良施工者としての認定を受けています。
構造見学会🏡では、施工が終わってからは見ることができない建築現場を実際に見学し、時期を選んでいただければ、羊毛断熱材が実際に施工されているところをご覧いただけます。
実際に施工された様子を見ていただければ、羊毛断熱材の良さを感じていただけると思います✨
↓↓優良施工者の詳細は↓↓
構造見学会🏡の情報は、ホームページのイベント情報を是非ご確認ください!
羊毛断熱材の施工時期は、お問合せ下さい。
とあるアウトドア大好き一家のお宅のお話…
先日キャンプ用に車を購入したご主人様は、張り切ってボディの断熱カスタムを行います。
寒い冬や真夏での車中泊では、狭い車内は温度が一定になり、就寝中も朝まで快適に過ごせるようになります。
断熱材はYouTubeで見た、ホームセンターで気軽に購入できる住宅用のグラスウール断熱材を用いました。
ガラス繊維をビニールで包んだものです。
車サイズにこのグラスウールは大きすぎるので、はさみで切って大きさを調整しました。
作業していると、はさみで切った時に出た細かいガラス繊維が、肌や顔をチクチクする感じがしたり、鼻や目に入ったのかムズムズしたり。
これが洗ってもなかなかとれません。
「・・・・・・・!?」
そこでもう少し断熱カスタムについて調べてみました。
車専用の切らなくていいDIY用グラスウールや、様々な種類の吸音・断熱シートなど、もっと良さそうな材料が次から次へと出てくる…😢
「怒られるかな………😢😢😢」
(ちゃんと考えてから行動しなさい!が、奥様の口癖…)
作業中から後悔の念が押し寄せてきます。
とりあえず何とか作業を終えた後、さらに調べてみます。
グラスウールにもチクチクしないものがちゃんとあるらしい…😢
このグラスウールのチクチクがアスベストみたいに体に悪いのかというと、そういうことではないらしい…
「ほっ…☺」
でも、このチクチク・ムズムズは気になります。
「どうしよう…💦」
車内にこもってスマホ片手に検索すること数時間。
たまたま目に入ってきた羊毛断熱材🐑。
自然素材だし、化学系の有害物質も使っていない!他に欠点も見当たらないので、子供たちのためにやり直すことに決めました。
とりあえず奥様に、
報告⚡・連絡⚡☔・相談😢😢
後日、もう一度チクチク・ムズムズを我慢しながらグラスウールを取り除き、
念入りに掃除して、羊毛断熱材に入れたのでした。
「なんか、雨の音静かかも✨」
「車内に入ったときの温度が違うかも✨」
「天井が熱くないと思う✨クーラーすごく効く気がする✨」
という家族からの絶賛に、ご主人様は大満足です。
ご主人様としては、
「安心できる‼✨深呼吸できる‼✨✨」
と、何よりもこの安心感が得られたことが良かったとの事です。
効果のほどは、床下の吸音断熱などを行ってから再度確認するようです。
ご主人様の果てしないカスタムへの道のりは始まったばかりです。
これからも、安心できる素材を使いたいですし、ご自宅のDIYにもどんどん挑戦したくなったそうです✨
奥様は余った羊毛で、座布団を作りましたとの事です☺💖
グラスウールの性能は過去の誤った施工や知識不足から誤解されやすいのですが、人体に影響がほぼなく、環境負荷が低く、安価で優秀な断熱材です。
こちらのお宅では車に使用する場合でしたが、サイズの合わない断熱材をはさみで切ったことに問題があるようでした。
それでも、気になって調べてグラスウールより希望に合った羊毛断熱材を選択することで、安心感が得られたことは重要だと思います。
皆さまも、理想の家づくりへ向けて気になることがあれば、ぜひ納得できる選択をなさって下さい。
そして、気になることは、丸共建設へお気軽にお問合せ・ご相談ください☺
それでは、また次回!