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COLUMN 丸共建設のスタッフブログ

2022/12/26

理想の家づくり その5(階段について)

こんにちは✨

愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。

いつも丸共建設のコラムを読んでいただきありがとうございます。

今回は階段についてのあれこれです。

階段の想い出💖

子供のころ住んでいた家は、親戚の大工が建てた家を結婚した父のために隣の県から運んできた家です。

高い天井や真っ白な漆喰、黒くてピカピカな太い梁と柱が美しい二階建てと新築の平屋を並べた家でした。

その家の階段は、上ったり下りたりすると太鼓のような音が鳴ります。一枚板の踏板は、木目がくっきりとつややかに浮き上がって足触りが良く、踏板の裏側はくりぬいて凹ませてあり、力強く上ると「ドンドン♪」軽やかに下りると「トントン♪」と音が鳴りました。

「ご飯だよー!」と平屋から母の声がすると、「はーい!」の後に子供たちのケラケラという笑い声、「トントン♪」と階段の音が家に響きました。

階段の高さ・幅・勾配

階段の幅に関して母はこのようなことを言っていました。

「階段と廊下はお父さんと手をつないで並んで通れる幅にすれば大丈夫!」

動線の幅は広めに、という事を言いたかったのでしょうか…

今度聞いてみます。

階段の寸法は建物の用途や面積によって決められています。

階段の寸法に関しては建築基準法施行令の規定があるので、法が定める基準を守らなくてはなりません。

建築基準法で決められている階段寸法は?

建築基準法によると、一般住宅の場合の階段寸法は決められています。

蹴上げ(けあげ)23cm以下

踏面(ふみづら) 15cm以上

階段と踊り場の幅 75cm以上

勾配を計算すると約57度で、とっても急に感じます。

絵で表すとこんな感じ👇です。

勾配のきつい階段といえば…

日本のお城の天守の階段勾配は大体何度ぐらいでしょうか。

丸岡城天守 / 最大約62度

松本城天守 / 最大約61度

彦根城天守 / 最大約61度

他の現存天守も50度前後が一般的です!

でも、安心して下さい!

建築基準法の他に住宅品確法(住宅品質確保促進法)というものがあります。

住宅品確法にも安全に昇降できる階段階段寸法の規定があります。

(住宅品確法 高齢者等配慮対策等級5、4)

こちらは高齢者に配慮した規定となります。

勾配が6/7(約40.6度)以下

蹴上寸法の2倍と踏面の寸法の和が55㎝以上65㎝以下

階段と踊り場の幅 75cm以上

絵で見るとこんな感じ👇です。

先ほどの建築基準法の階段に比べて緩やかですよね!

この基準によると蹴上が19.5㎝程度(20㎝以下)で、踏面は足がしっかりのる 23㎝位がちょうど良く、基準にあてはめると蹴上寸法の2倍と踏面の寸法の和は62㎝、勾配は約40.3度となります。

一方で理想的な勾配は7/11(約32.5度)といわれています。

この勾配で階段を設置すると、通常の住宅の高さでは、水平投影距離が4ⅿ以上⁉必要となり現実的ではありません。

実用的に安全な階段の寸法は、住宅品確法の規定が目安になると思います。

階段の形状

安全な階段の形状は、踊り場のある、勾配の緩やかな階段です。

踊り場とは、階段の中間付近に設けられたスペースです。

方向転換するためのスペースとして設置されています。

階段の上り下りの途中で休むスペースでもあります。

万が一足を踏み外しても、踊り場があれば一番下まで落ちるのを防いでくれます。

丸共建設春日井展示場の階段はどうでしょうか?

階段は踊り場のある直線階段です。

蹴上18㎝

踏面22.5㎝(踏板の幅25.5㎝、蹴込み3cm)

階段の幅 84㎝(手摺の突出部分7㎝を引くと77㎝)

勾配約38.7度

踊り場の奥行は90㎝

階段の形状は直線階段なので、折り返しのある階段に比べると安全性は劣るかも?と思われるかもしれませんね。

しかし、直線階段は階段の中で最も安全な階段です。

階段は直線階段が最も踏み外しを起こしにくく転落のおきにくい安全な階段です。

さらに、途中に踊り場が設けられているので、万が一転落しても途中で止まります。

広いスペースを必要としてしまうので、できるお家は限られてしまいますが、できるならばこの階段が最もおすすめです。

踏板の幅・一段の高さ・勾配も安全に配慮された造りだと言えます。

「踊り場」の設置で安全性が確保されており、奥行も90㎝あります!

階段の幅は手をつないで二人並べそうです💖

展示場にてぜひお試しください✨

階段踊り場の活用法

あえて緩やかな勾配にして書斎や収納、本棚などのスペースに…。

階段を居住スペースの一部として考えるのも、有りだと思います🍃

たかが階段、されど階段

家づくりを考えるとき階段の場所は考えても、幅や勾配、手すりの形状などはあまり議論されません。

ですが、ゆとりある幅・安全な踊り場・勾配の緩やかな階段のお家は、安全で住み心地も良いのではないでしょうか?

次回は手すりの取り付けについて…

階段を安全に利用するためには、昇降の際に体を支えられるように手すりを取り付けます。

建築基準法により、住宅の階段には手すりを両側または片側に取り付けることが義務付けられています。

またリフォームの場合手すりの取り付けは、介護保険制度の住宅改修項目に該当します🌼

その他、現在お住まいの自治体で補助がある場合もありますので一度問い合わせてみることをお薦めします❣

それでは👋

※住宅品確法(住宅品質確保促進法)とは

住宅品質確保促進法は、住宅性能表示制度や新築住宅の10年保証などについて定めた法律です。正式には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」といい、主に次の3つの制度について定めています。

(1)住宅性能表示制度(住宅性能評価)

(2)住宅専門の紛争処理体制

(3)新築住宅における瑕疵担保期間10年の義務化

(1)の住宅性能表示制度性能表示事項のなかで、「高齢者等への配慮に関すること」という区分が設けられています。高齢者等への配慮のために必要な対策が住戸内でどの程度講じられているかを評価して、5段階の等級で表示します。

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