2022/12/26
理想の家づくり その4(トイレについて)
丸共建設株式会社・広報のスタッフです。
いつも丸共建設のブログを読んでいただきありがとうございます。
前回の「理想の家づくり その3」は、断熱材についてでした。
今回は熱中症のニュースが飛び交う中、汗だく💧のトイレって大変だよな😿…と感じたので、
トイレ🚽について、最近思うことをお話ししようかなと思います。
※こちらは8月投稿のブログから引越してまいりました。
トイレは大切な場所です!!
汚れてない・臭いのない、美しいトイレ💛
暑くもなく・寒くもない、過ごしやすい温度のトイレ💕
気持ちよくゆったりとした気持ちで過ごすことのできるトイレって最高ですよね💖
トイレで読書したりスマホ触って優雅な時間を過ごされている方も、たくさんいらっしゃいます。
ところで、トイレでは意外にたくさん体を動かしています。
例えば、きれい好きな”とある人”の場合…
”とある人”は外出先の駅でトイレに🚽に入りました。
① ドアを開けて閉めます。
(ドアノブを触った手が気になる(-.-))
② ティッシュに消毒液をつけます。
→→手✋の消毒💦
→→消毒液🧴の手を触れるところの消毒💦
→→ドアノブ・ドア🚪の鍵のまわりの消毒💦
→→荷物👜をかけるフックの消毒💦
→→荷物💼が当たる壁の消毒💦
→→トイレットペーパー🧻を切る時に手の触れるところの消毒💦
→→便座🚽と蓋🚽の消毒💦
→→水を流すレバーの消毒💦
→→再び手👍の消毒💦、、
③ 着衣を下ろして用を足す…
(ここまでで結構疲れる。)
きれい好きな人✨が外出先のトイレで行う動作は、用を足す以外に沢山ありますね。
例えば、片脚が不自由な祖母の場合…
自宅のトイレは狭く段差もあり、ポータブルトイレを寝室に置いて使用することになりました。
① ベッドから体を起こして体の向きを変えます。
(介助が必要)
② 支えてもらいながら立ち上がります。(杖も使います。)
③ そのままトイレまで数歩歩き、ポータブルトイレの前で着衣を下ろして座ります。
④ 用を足します。
⑤ 汚れを拭うのを手伝ってもらいます。
⑥ 体を支えてもらいながら、立ち上がって着衣を戻し、ベッドに戻ります。
健康な時は何気なく行っている様々な動作も、自分一人でできない時は大変です。
前置きが長くなりました💧💧💧
そこで、私たちがトイレで行っている動作を再確認して、将来を見据えた使いやすいトイレを考えてみたいと思います。
こんなにたくさん⁉
トイレに行きたい!その後で…
① 尿意便意を感じます。
② 立ち上がり、歩き始めます👣
場合によっては、階段を上ったり下りたり。
(体が不自由な方は既にハードモードです。)
(手摺があると安心です。高齢者は、トイレの出入り口までの距離が4ⅿを超えると遠いと感じるそうです。)
③ 電気を点けます💡
④ 扉を開けます🚪✋
(引き戸や外開き戸がGoodです。)
⑤ 体を回転させて便器の前に立ち、
着衣を下ろします👖
(冬場は、2枚以上あるのでは?)
⑥ 腰を下ろします。
(縦手摺があると助かります。)
⑦ 時にいきみます。
(冬はこの時の負荷が負担大。
横手摺があると体を安定させることができます。)
⑧ ペーパーを取り、ぬぐいます。
シャワー便座では局部を洗います。
(手摺があると体が安定します。)
⑨ 立ち上ります。
(体重を持ち上げる動作は、最も負担が大きい動作です。
縦手摺があるとかなり楽になります。)
⑩ 着衣を戻します👖
(かがんだ状態からを何度か繰り返すかもしれません。)
⑪ 体を回転させて排泄物を流し、
手を洗います✋💦
⑫ 扉を開けて閉めます🚪👍
⑬ 電気を消します💡
⑭ 部屋に戻ります🍃
いかがでしょうか?
トイレというのは、これらの行為を短時間で行う場所です。
腕・手・指、足、腰と、全身👯くまなく使っています。
さらに一日何回も、寒い冬❄の真夜中🌟でも行わなければなりません。
将来を見据えたトイレとは✨
年齢を重ねた時だけでなく、若くても怪我した時など一時的に体が不自由になったり介助が必要な場合などに使いやすいトイレだと考えます。
新築の場合、将来リフォームするときのことを考えて、
手摺用に下地をいれたり、適度に余裕のあるスペースを確保したりしておくことが可能ですよね!
必要になった場合に手摺の取り付けや介助や車いすに対応できるレイアウトなどに変更できます。
必要な場所に手摺があるだけで、一人でできる行動範囲がかなり広くなります!
リフォーム時の費用も節約できます💰✨
丸共建設 春日井展示場 の1階トイレを例に考えてみましょう!
お洒落な杉のカウンター🍃があり、腰板も杉🌲で、温かみがある広々とした素敵な空間です。
この展示場のトイレを、体が不自由になったら?の目線で見てみましょう!
ちなみに丸共建設春日井展示場はメーターモジュールを採用しているので、全体に広々としています❣
※「モジュール」とは、建築に用いる基準寸法のことです。日本では尺モジュール(基準寸法=約91cm)ですが、メーターモジュールとは、1mを基本寸法とします。
メーターモジュールは尺モジュールより約9cm長いため、廊下や階段、浴室・洗面所、トイレなどのスペースは、尺モジュールの設計より広くなります。
▼▼▼展示場の1階トイレのレイアウトは、このような感じです。▼▼▼
足が不自由になったつもりでシュミレーションしてみます。
① 廊下を壁を伝って歩き、トイレのドア🚪を開けてトイレに入ります。
(ドアの開閉は問題なかったです。)
② 枠をつかんでトイレに入り、手洗いカウンターを手摺代わりにして便器までたどり着きます。
③ カウンターに手を載せて体を支え、蓋を開け便座に座ります。
カウンターと便座の距離が少し遠いかな?と感じましたが何とか大丈夫そうです。
展示場の場合、大変ゆとりある空間です。廊下の両側やトイレ内に手摺を付けても余裕があります。
介助が必要になった場合は、便器の前方と側方に500㎜以上の介助スペースがあるとGoodです。
狭い場合はカウンターを外すと、十分なスペースが確保できます。
車イスを使用する場合も、扉の付け替えや便器の位置・向きの変更やカウンターを外すことで対応できそうです。
このように、ゆとりある空間にしておくことでハード面でのバリアフリーは概ね解消されます。
新築時には、トイレ・洗面・脱衣室・浴室が、年齢を重ねたときも使いやすいレイアウトであったり、将来リフォームしやすいレイアウトを考えて間取りをあらかじめ決めることも可能です!
現在お住まいのお宅をリフォームする場合でも、狭いからと言ってあきらめないで、是非ご相談ください!
ドアの交換や位置の変更、便器の向きを変えたり、洗面所や浴室などを含めたレイアウトの変更で、使い勝手の良いトイレにできる可能性はあります。
費用の面では、後述する制度の利用についてお住まいの自治体に相談して、使える制度がないか確認することをお薦めします。
温度も重要!
お家の中で部屋ごとの温度差によって引き起こされるヒートショックは、年間死亡事故件数が交通事故よりも多いデータが出ている年もあります。
お家の中の温度差など、ソフト面でのバリアフリーも視野に入れておきましょう。
リフォームの場合は、局所的なリフォームで温度差のバリアフリーを考えるには限界があります。
そんな時は、トイレの個室にも使えるコンパクトな冷暖房商品もありますので、快適な環境に工夫することはできます。
大型の断熱リフォームする機会があれば、この目に見えないソフトな部分のバリアフリーにも着目していただきたいところです。
人としての尊厳を守る💖
トイレは毎日何回も使用する場所であり、狭い空間でいろんな動作を行わなければならない場所です。
この動作ができるできないによって、人間としての基本的尊厳を守る、自立度や自信感にもつながる大事な場所とも言えると思います。
これから新築・リフォームをなさる方は、単に「用を済ませる場所」として考えず、じっくりと考えてみて下さい!
ところで、現在お使いのトイレには寿命があります。
メンテナンスを行うタイミングで、少し先の未来に向けてリフォームを行ってみてはいかがでしょうか。
参考:丸共ブログ【トイレの寿命】
https://www.marukyo-k.net/blog/detail603
リフォームを行うときは、助成金や減税💰を利用できる場合があります!
自治体独自の住宅改修補助制度💰
介護保険の住宅改修助成金💰
リフォームで使える優遇制度💰
・ 高齢者向け返済特例や住宅ローンなど、ローンの優遇や減税
・省エネリフォームを対象にした補助金
参考:丸共ブログ【こどもみらい住宅支援事業 リフォーム補助金】
https://www.marukyo-k.net/blog/detail6406
・同居対応改修減税
・耐震改修促進減税
・バリアフリー改修減税 等…
その他、市区町村の助成金💰
などが利用できる場合があります✨
介護保険を利用できる場合は、リフォームと福祉用具の活用を組み合わせることも可能です。
まずは、お住まいの自治体へ問い合わせてみることをお薦めします。❣
丸共建設では、お客様のお家が使いやすくなるよう、様々なお手伝いをさせていただいています。
ここに棚あったらいいな! などでも、どんなことでもお気軽にご相談ください✨