2020/09/04
初めての家づくり!和室は必要|和モダンスタイルの丸共の家
和モダンスタイル
和室とは、日本の伝統的な真壁造りの部屋のことです。
特徴は畳が敷き詰められ、部屋と部屋の境が襖や障子で仕切られているのが特徴です。
なかでも現在の日本の住宅に取り入れられているのは、和洋折衷の和室で、リビングとつながった小上りの畳スペースや、ちょっとした作業をすることができるスペースとして人気があります。
「和室のメリット・デメリット」
注文住宅に和室を設けるメリットは、畳の上にゴロンと横になり休む、畳の上にコタツを置いてリビングとして使用、布団を敷いて寝室として使用するなど状況に応じて部屋の使い方を変えることができることです。
また、洗濯物をたたむスペース、小さのお子さんの昼寝スペース、急な両親や友人の来訪など宿泊の部屋として使用することも出来ます。
そんなメリットの多い和室ですが、デメリットもあります。
デメリットとして管理の大変さです。
畳表に使用されている藺草はとてもデリケートで傷が付きやすく、同じ個所に常に負担がかかると凹んで傷がついてしまいます。
また、カビやダニの温床となりやすく、藺草の繊維の隙間に人のフケやカビなどが溜まりやすいので、ダニの餌となりアレルギーの原因になることもあります。
最近では紙の畳表や、ペットを飼われる方は、ペット専用の畳もあるので検討すると良いでしょう。
「宿泊用の客間として」
和室を一間造っておくと、急に両親や友人が遊びに来て泊まることになったとき、来客時にはゆっくり過ごしてもらう部屋として使用し、就寝時にはそのまま布団を敷いて宿泊してもらう部屋として使用することができます。
この場合、和室は常に使用していない部屋ということが条件になりますが、普段から和室を空けておけば、急な来客にも対応することができるので大変便利です。
ただ、年間にどれだけの来客があるのか、年間に1~2度の来客しかないのに、そのために和室を造るのか、年間に何回来客があれば和室を造っても良いのか、そのあたりも十分考慮して和室を造るか造らないか考えると良いでしょう。
「将来、親と同居」
将来的に親を引き取り同居しなければならない可能性がある場合、和室を一間設けておくと良いでしょう。
できれば、リビングに併設した和室ではなく、リビングから離れた場所で独立した和室にすると、違う生活習慣の者同士、お互いの生活音なども気になりにくくなるでしょう。
また、床の間などは設けず、押入れを造っておくと良いと思います。
仏間が必要になった時は、押入れを簡単に改装できるように工夫しておくと良いでしょう。
「子供の遊び場、昼寝スペース」
和室の使用目的が、子供の遊び場、昼寝スペースやゴロンと横になる場所にしたいとお考えの方は、リビングと繋がった小上りの畳スペースがお勧めです。
畳は柔らかいので小さなお子さんが倒れてもケガをしにくく、小上りの下に引き出し収納を取付ければ子供のオモチャを片付けすることができ散らかるのを防ぐことができます。
また、キッチンで料理をしながら子供の様子を確認することができるので、何かあればすぐに対応できる距離感がお母さんに安心感を与えます。
「家事スペース」
家事スペースとして使用する場合もリビングと繋がった和室がお勧めです。
床が適度に柔らかい畳敷きの和室は、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたり、座って作業するのに最適なスペースです。
また、扉で仕切りをすると、急な来客があった時でも扉をしめることにより、部屋に置いた片付けが出来ていない物を隠すことができます。
「まとめ」
最近では本格的な和室を造ることが少なくなってきました。
和洋折衷の和室で壁や天井の仕上げは洋間と同じ仕上げでも床に畳を敷いた部屋はなぜか落ち着く気がしますが皆さんは如何でしょうか。
面積的に余裕があるのであれば、リビングの一角に畳コーナーを設けることで多目的に使用できるスペースを造ることができるのでお勧めです。