人は森の中にはいると、なぜ心が落ち着いてすがすがしい気分になり心地よく感じられるのでしょうか。

それは樹木が発散する芳香の「フィトンチッド」と呼ばれる物質の効果です。

フィトンチッドは植物の根や幹などに含まれ、森林では主に葉からこの成分が発せられるといわれています。

このフィトンチッドには、植物に侵入しようとする有害な細菌や昆虫などから身を守るために、植物自身が作った物質だといわれています。

家の建築材としても使用される桧にもフィトンチッドが豊富に含まれており、新築の家の室内に足を踏み入れたときになんともいえない木のさわやかな香を感じられます。

フィトンチッドは、シロアリやダニを防ぐ効果があることから床材などに使用することで、シロアリなどの被害を防ぐための防蟻薬剤を散布しなくても防蟻効果が期待できます。

室内でも家の内装材に桧を使う前と使ったあとでは、動けるダニの数が格段に減っていることが確認されています。

桧の効果に普段の掃除を加えれば、アレルギーの原因であるダニはほとんど身体に悪影響を与えないレベルまで減らすことが可能です。

 

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