屋根材の種類と特徴(その3)
投稿者:丸共建設
金属系の屋根材は軽量で加工しやすく施工性も高いことが特徴で、
複雑な屋根形状にも対応できます。
鋼板と非金属系に分けることができます。
鋼板には、めっきや塗覆装を施したものもあります。
カラーバリエーション豊富ですが、熱伝導率が高く断熱性が悪いことや
遮音性が低いため雨音が気になることもあります。
最近では、瓦のような形状のもの、断熱材を裏打ちし断熱性や遮音性を高めた
製品もでています。
既存の屋根の上から重ねて葺くことができるリフォーム向けの商品もみられます。
鋼板タイプは、平葺きタイプや金属成形瓦など、機能、デザインともに工夫された
製品が出てきています。
軽量で地震に強く、水分を吸収しないのが特徴です。
最近多く利用されるのが、ガルバリウム鋼板です。
アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、サビに強く耐久性、
耐熱性があります。
表面に、ポリエステル樹脂やフッ素樹脂の塗膜などを施した、
遮熱性を高めた製品、サビや紫外線、酸性雨に強いタイプなどもあります。
最近では、天然石のチップなどをコーティングするなどして
耐久性とデザイン性を高めたタイプもみられます。
アルミ合金板や銅板などの屋根材で、銅板は昔から使われている素材です。
さまざまな種類がある屋根材を選ぶ際には、できる限り、
カタログや小さなサンプルではなく、実物をチェックすることが大切。
最近では、比較的大きな実物サンプルが用意されているショールームもあります。
また、モデルハウスで用いられている素材を参考にしてもいいでしょう。