木はスゴイ!(断熱編)
投稿者:丸共建設
「夏涼しく、冬暖かく」
木の柱を触ってみると、夏はやや冷たく、冬は暖かみがあって、
何とも言えない心地よさを感じることができます。
金属やコンクリート、タイルなどではこのような体験は出来ません。
これは木材の熱伝導率の低さを表しています。
木の熱伝導率は、なんと鉄の五百分の一、そしてコンクリートの十分の一。
とても熱を伝えにくい性質を持っています。そのため、熱い味噌汁が入った
木のお椀でも、手に取って美味しく飲むことができるのです。
また、多孔性素材である木は、その無数の微小空間の中に空気を
たくさん封じ込めています。もともと空気は熱伝導率がゼロに近いため、
この構造がさらに熱を伝えにくくしています。
触ったときに金属やコンクリートのように「ひやっ」としないのは、
木が手の熱を奪わないからなのです。