変動金利のリスクを回避する方法(その2)
投稿者:丸共建設
すでに住宅ローンを借り入れている場合は、リスク回避の方法は以下の二種類に分かれます。
変動金利のリスクを回避する方法 その1は固定金利に変更するか借り換える
多くの金融機関では、変動金利から固定金利へと金利タイプを変更することができます。
金利タイプを変更する場合、その金融機関の固定金利の金利水準、
変更にかかる手数料の有無などをチェックすることが大切です。
なお、変動金利から固定金利への変更では、別の金融機関の固定金利に
借り換えるのも一つの方法です。
たとえばフラット35は、固定金利でありながら金利の水準は低く、
取り扱う金融機関も多いため、金利や諸費用を比較して有利なところを
選ぶことができます。
ただし、借り換えの場合、事務手数料などの諸費用が発生する点に注意です。
金利の水準や手数料を比較したうえで、「金利タイプの変更」を選択するのか、
他の住宅ローンへの「借り換え」を選ぶのかを決めると良いでしょう。
変動金利から固定金利に変更する場合、月々の返済額や返済期間も変更になるため、
変更後の返済計画が家計を圧迫しないレベルかどうかもしっかりと確認しましょう。
変動金利のリスクを回避する方法 その2は、一部繰り上げ返済をする
住宅ローンを返済中の方が変動金利のリスクを回避する有効な方法のもう一つは、
繰り上げ返済です。
変動金利が上昇をはじめた時点で繰り上げ返済を行えば、住宅ローン残高を減らして
返済利息を圧縮することができます。
そのため、変動金利を選択する際は、金利上昇のリスクに備えて、
あらかじめ繰り上げ返済用の貯蓄を多めに確保しておくと良いでしょう。
なお、繰り上げ返済では通常、「返済期間の短縮」と「毎月返済額の減額」
のどちらかを選ぶことができます。
総返済額の圧縮効果が大きいのは「期間短縮型」のほうですが、
毎月の返済額の増加が家計に影響しそうな場合は、「返済額減額型」
を選択するのも一つの方法です。