くりの基礎知識 建材のカビ対策傾向 その3
投稿者:丸共建設
水まわりだけでなく、居室空間でも湿度が高ければ、カビの心配もあるものです。
快適な空間を生み出す調湿作用を持つ内装材なども注目されており、機能性の高いタイル、
漆喰や珪藻土などの自然素材、壁クロスにも調湿機能を持つタイプなどが揃っています。
商品や素材ごとに性能は異なるので、取り入れる空間、環境に合わせて選ぶことが大切でしょう。
室内の空気がよどまないように、効果的に通風が可能な室内扉や建材も揃っています。
ルーバーなどを取り入れた扉や開閉機能を持つランマ付ドアなど、扉本体を開けなくても、
新鮮な風を取り込むことが可能なタイプなどがみられます。
洗面室や納戸だけでなく、プライベートな空間でも取り入れることができる
デザインの商品も増えてきました。
また、使い方に合わせて開閉し、風を通しやすい引き戸タイプの室内扉の
商品バリエーションも豊富になってきています。
空気が循環しにくいクロゼットや納戸、収納スペースなどにもカビは生えやすいものです。
建材メーカーからは、湿気を吸収・放出し、収納内部をさわやかに保つ調湿建材、
消臭効果やホルムアルデヒド吸着性能などを持つ収納・押入ボードなども提案されています。
これらの建材を取り入れたシステム収納などもみられます。
靴などを収納する玄関システム収納には、イオンなどによって脱臭効果や
付着カビ菌を抑制する機能を搭載したタイプもみられます。
玄関収納内を清潔に保つことができるでしょう。
設備機器や建材など、カビの発生を抑えることができる工夫は、
見た目ではなかなか分からない技術も多いものです。
商品を検討する際には、必ずショールームで確認することにしましょう。
具体的な性能や効果、メリットなど、ショールームアドバイザーに説明を求め、
しっかりと理解しておくことが大切です。