フラット35の融資比率と金利
投稿者:丸共建設
まずはフラット35の基本的な仕組みをご説明します。
フラット35は融資比率によって金利が異なります。
融資比率9割以下(※頭金を1割以上用意できる場合)
の場合は標準金利が適用されます。
融資比率9割超(※融資比率10割:フルローンの場合)
の場合は標準金利より金利がアップします。
次に住宅金融支援機構が発表している「融資比率9割以下」と
「融資比率9割超」のフラット35の適用金利です。
フラット35適用金利(2017年3月時点)融資比率9割以下
15-20年固定1.010%~1.560%
21-35年固定1.120%~1.670%
融資比率9割超
15-20年固定1.450%~2.000%
21-35年固定1.560%~2.110%
フラット35を融資比率9割超で借り入れると、
融資比率9割以下で借り入れた場合と比較すると、
住宅ローン金利が高くなります。
金利が高くなるという事は、総返済額も増加し、
毎月の返済負担も大きくなります。
また、フラット35には明確な借り入れ基準があり、
年収400万円未満の場合は年収に占める
借り入れの年間返済額を30%以下、
年収400万円以上の場合は35%以下に
抑えなければいけません。
つまり、フラット35をフルローンで利用すると、
年間の返済額が増えることから、借り入れ審査のハードルが
上がることになります。
フラット35をフルローンで借り入れた場合、
頭金がある場合と比較すると不利な項目があるのは事実です。
この不利な項目を最小限に留め、フラット35のフルローンを
お得に借り入れる方法を次回ご紹介します。